夜祭2………414日目

さて、月曜は最終日。
宮入と片付けと、厳かに〆て終わりかな………
と思ったら、なんてことない。


夕方~日暮れ頃。どこかで囃子の音楽がきこえ、しばらくすると………更に近づき、掛け声まで聞こえる。 もしかして、そこの通り?と家の前の通りに出てみる。


(祭りの提灯こそありますが) 普段暗い道
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遠くが何やら明るい

数分後にはたくさんの人と、華やかな屋台が目の前を右から左から通過
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屋台同士がすれ違う際行われる【てっか】
漢字がわからず平仮名で御免なさい。

聞くところによると、
昔は2基の屋台がすれ違うには狭い道ばかり。 そこで、どちらの屋台がその道を通るかを競うために、通常の囃子より早く大きく激しい太鼓、掛け声で競い、どちらの囃子がより華やかに出来るかで決めてたそうです。


屋台引きにもその地区の名前が書かれた提灯。その他にも私が直接見たところ… “外交”、 “顧問”、 “中老”、“大老”と各役職毎に提灯を持ってるのですが、その中でも“外交”と言う役職は華やかしの中心的存在らしく 屋台の一番前を提灯ぐるぐる回し、

『今から自分たちの屋台が通るぞ~』

とアピールし、すれ違う際の【てっか】でも威勢良く盛り上げます。 けど、外交には血の気が多い青年層が多く、時に揉め事(要は喧嘩…)が始まることもあるそうです。


今じゃ道路の幅も昔より広くなり、【てっか】そのものも、祭りのパフォーマンスのひとつや、各自治体同士の挨拶のような意味合いに変わったそうですよ。 大切なモノは残しつつも、時代で祭りの形式や意味合いも少しずつ変化してるようです。


私の家の前でも “外交” 同士が

『まーまー苛つくことあっても、お祭りなんだし、楽しく仲良くいきましょうや。』

なんて言葉で話してるのが聞こえてきました(笑)


次々に屋台が集まりすれ違う
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屋台の前方にも負けず
盛り上がってた“上屋敷”さんの屋台後部
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屋台の前と後に太鼓、後ろには鉦叩き、中には横笛と三味線。
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昼夜、 太鼓、三味線、笛、鉦(かね)、掛け声が常に聞こえ
夜はまた昼とはちがって、提灯の灯りでより華やかに
酔いもまわり?笑、演者もより賑やかに
日焼けかお酒か顔を真っ赤にし
連日の掛け声で声もかすれ
祭りも終盤で最後の力振り絞り
老若男女、一致団結し祭りを盛り上げ、楽しんでました。



なんだか
この祭りのために1年頑張んぞ!って
それくらいの祭りなんだろーなーって
見ていてそう感じるほど
皆気合いが入ってて、真剣で、楽しそうにしてました。



この時期、
私の地元、沖縄県那覇市でも那覇祭りと言う、世界一の大綱引きや、国際通りで道ジュネーと言う名のエイサーや旗頭のパレードが行われます。


それでも
法被着て、御輿・山車を担いで、祭りだ!わっしょい!
みたいなのが沖縄では見られないため、
なんだか初めて見る光景ばかりの連休でした。


御輿担いだお祭りと言えば大阪は岸和田だんじり
その他にも御輿だけではなく……………福岡博多どんたく、宮崎えれこっちゃ、高知よさこい、徳島阿波おどり、東京葛飾三社祭仙台七夕祭り、秋田竿燈まつり、青森ねぶた(ねぷた)と、 全国お祭りたくさん(笑)



都市部の有名でとにかく派手で賑やかな大規模な祭りもいいですが、田舎の伝統ある地域感の強い祭りもまた違った迫力や魅力が感じられるモノ


秋祭りシーズンも過ぎ、
後は寒い季節
師走に向かって
年末年始まで残り………え~っと………

今調べたら
大晦日まで残り78日
ってことは…元旦まで79日。


さて、
何かひとつでも目標定めて
それにむけて
何かしらやってみます


明日もきっと何か書きます

いや~ほんと掛川大祭、良い祭りでした。
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